前言撤回 2009/10/18 アンマン→ペトラ,ヨルダン by Masa
以前、イスラエルの旅行記
でアラブ人はユダヤ人より親近感がもてる、と書きましたが、
本日をもって撤回とします。
ペトラ遺跡近くの村、ワディラムへの移動日。
アンマンの南にあるバスターミナルへ行き、
そこからワディラム行の乗り合いバスに乗ります。
マンスールホテルの親切な従業員ムアイさんとお別れ。
南バスターミナルまでのタクシーの相場は1.5から最大で2ディナール、
それ以上は払わなくていい、とルアイさん。
顔は大きいとっても親切なムアイさん
タクシーの運転手にメーターを使用するよう告げ乗り込みます。
バスターミナルは町の南。
数日いる僕らは方向ぐらいわかります。
大通りの交差点、平気な顔して北側へ曲がる運転手。
Masa「おい、ちょっと待て。道違うぞ。」
運転手「あ、ごめんごめん、間違えた。」
Masa「間違えた分の金払わないからな。」
運転手「OK、OK」
絶対にわざと。
バスターミナル到着時点でメーターは3ディナール。
運転手「メーターは3だけど、2でいいよ。」
あたりまえだっつーの。
続いてワディラム行のバスです。
正規料金は2.5ディナールですが、一般的に旅行者は3ディナール払って乗車しています。
この時点でおかしいですが。
運転手達が提示してきた料金は5ディナール。
予想通りのお答えありがとう。
アンマンからはこのバス会社の独占路線らしく
他のバスは走っていないのをいいことに旅行者からボろうとする連中。
払いたくなければ乗らなければいい、という態度。
乗客にヘルプを求めるも争い事には巻き込まれたくないようでみんな知らんぷり。
値下げ交渉を試みるも一向に下げる様子もなく、バスは出発。
もうね、意味がわからない。
言い争いを見かねた別の路線の運転手が近づいてきて言いました。
料金は2.5ディナールだよ、と。
なんでそんなこと言うんだ、と今度は運転手同士で喧嘩が始まります。
もはやカオス。
散々もめたあげく僕らの料金は4ディナールで落ち着きました。
1ディナールの問題じゃないんだよヨルダンのみなさん。
やっぱり欲しいよ どこでもドア。
次のバスまで1時間待ってやっと出発。
先進国と言われる日本に住んでいると滅多に出会う機会のない出来事が、
地球の人口の約8割を占める途上国と言われる国々では日常茶飯事です。
友愛が通じる相手かどうかは見極めが重要ですよ、我が国の新首相。
延々と広がる荒野を走るバス
滞在先ホテルのバレンタインインは夕食がビュッフェ。
ビュッフェっていい響きですよねぇ。
しかもここのビュッフェ、中東にしてはなかなかの味。
お腹いっぱい食べて移動の疲れを吹き飛ばします。
ビュッフェ開始時の行列
食後は明日のペトラ遺跡観光に向けて、遺跡がロケで使用された
「インディジョーンズ 最後の聖戦」を観賞してイメージを高めます。
ふむふむ、ペトラ遺跡のくもの巣にはギロチンがあったり、通路には落とし穴があったり、
崖には透明の通路があるんだな、と（嘘）。
一体どんなとこなんでしょう。