風車の大男 2009/06/05 カンポ・デ・クリプターナ,スペイン by Meg
今日は午前中からマドリッドのもう一つの有名なプラド美術館へ。
ここは世界三大美術館の一つで、8000点もの絵画を収蔵しており、主にベラスケス、ゴヤ、エル・グリコのスペインの有名画家たちの絵が中心です。
中に入ると、すごい数の絵に圧倒されます。
宗教とかヨーロッパ史をあまり知らない私でも、繊細でスゴイってことはわかる!
その収蔵の多さに有名な絵を見つけるのが至難の技。
だんだん絵を見るというより、ガイドブックを見ながら有名な絵を探すことの方に夢中になり、いつの間にかウォーリーを探せ状態(笑)
でも、ゴヤのマヤとかは美しくって見てて引き付けられました。あのモデルは誰なんでしょう?
あと、ゴヤが病気で難聴になってから彼の心の内面を描いたといわれる黒い絵シリーズ。
何か重く伝わってくるものがありました。
ただ、やっぱりこういう絵ってみんな同じに見えちゃって、私は現代アートの方が楽しくって好きかなぁ、なんて。
午後からは次の目的地ラ・マンチャ地方へ。
マドリッドのアトーチャ駅からレンフェ(国鉄)でドン・キホーテの舞台、
Campo de Criptana(カンポ・デ・クリプターナ)へむかいます。
そこは、ドン・キホーテの物語にも登場する風車がある田舎町です。
なぜか南国風のアトーチャ駅
電車に1時間半くらいゆられ、カンポ・デ・クリプターナに到着しました。
駅についてから宿探しが難航。
1時間くらい歩いてマヨール広場にやっと宿を発見しました。
そして、すぐに風車の丘へ。
スペイン情緒あふれる白い街をぬけていくと、丘の上に風車が見え隠れしてきます。
ドン・キホーテはこの風車を巨人と間違えて戦ったらしい…(ホンマかいな?)
ちなみに、このドン・キホーテはあのペンギンさんマークの激安店のことではありません。
セルバンテス著の滑稽な主人公ドン・キホーテが農夫サンチョ・パンサを従え旅に出るお話です。
風車の丘に登ると、白塗りの風車が10基建っています。
その白が空の青に映えてとってもキレイ。
遠くまで見渡せる景色と吹き抜ける風がとても気持ちよく、ずーっと眺めていても飽きませんでした。
ここはほんとに田舎で、人も穏やかで、時間もゆっくり流れているように感じます。
この町でちょっとのんびりできそう!!
ただ、英語が全く通じません…