さらばイタリア 2009/09/18 アルベロベッロ,イタリア→イグメニッツァ,ギリシャ by Masa
一泊だけですがイタリアとはお別れです。
なにごとにも陽気にからんでくるイタリア人はボスニアやハンガリーの人たちとはまったく違った印象。
南イタリアは失業率の高さなどから治安が悪いといいますが、
人のやさしさにも触れられます。
僕らがお気に入りのスペインに似てます。
食がおいしく、安いこともスペイン似。
特にパスタ、ワイン、ピザなどは日本では考えられない安さでした。
普通に売られてるものが普通に美味。レベル高いです。
パスタは1kg100円未満
チェックアウト後は、マルゲリータ通り（笑）を下りて、駅へと向かいます。
マルゲリータ通り
のどかなアルベロベッロ駅
アルベロベッロからバーリ駅に到着後、マックでネットをやって時間を潰そうと思ったのですが、なんと無線LANが飛んでいない！
しかもお昼時ということもあり、非常に混雑していたので、
隣にあった、すごく広くてガラ空きのバーガーキングで手紙を書いたりしていました。
僕は日本でバーガーキングを食べたことがなかったのでイタリアでデビューです。
ホッパーおいしかった。
炭火みたいな味がボーノです。
バーリの駅から港までは30分置きにバスが運行しています。
フェリーのチェックインが4時だったため、3時半のバスで行くことにしました。
駅まで来たときと同じ20番のバス乗り場へ行って乗ろうとすると、
「このバスは港には行かない。港から来るだけだ。」とのこと。
はい？いや、港に行くの20番のこのバスでしょ？と言っても首を横に振るだけ。
近くにいた別の運転手に聞くと、
ハンドルを持つ仕草をしながら、俺が港まで連れてってやるぜグッハッハッハァ〜、的なことをたぶん言ってます。（イタリア語わかりません。）
この暑さでイカれてしまったのか？と心配になりました。
以前誰かが、イタリアでスペイン語話せば通じるよ、と言っていたのですが、
通じたのは数字とジェスチャーだけでした。
もうすぐ3時半。
下手したらフェリー乗り遅れるぞ、どうしたものかと悩んでいると、さっきのハンドルジェスチャーおじさんがこっちへ来いとのジェスチャー。
なんと本当に20番のバスの運転手でした。
あれ？20番って港行かないんじゃ？と思ってよく見てみると、
「20/」って書いてあります。スラッシュが付いてます。
逆方面って意味なんでしょうか。
わかりづらいです。20でいいじゃん。
とブツブツ考えているうちに港に到着です。
運転手のおじちゃんありがとう。
事前情報で、バーリは治安がかなり悪い、と聞いていたのですが、
昼間、人通りの多い場所にいる限り、そのような感じはありませんでした。
何事もなくひと安心です。
巨大な船や貨物。自分たちが小さくなったような錯覚に。
船という乗り物は乗船前、乗船中、降りるときまで、驚く程放置されます。
飛行場のように、標識や係員が至れり尽くせり、ということなど全くありません。
各船舶会社でチェックインすると、「出て右」と言われますが、右は全部港。
船まで行けばいいのか、パスポートコントロールまで行けばいいのか、待合所で待機すればいいのか、聞かないと教えてくれません。
しばらく待合所らしきとこで待ったのですが、全く音沙汰がないので、
結局、大型トラックの大群を縫うように進み船までたどり着きました。
人と車は別々の場所から入船すると思ったのですが、僕らは貨物と同じ扱いで入船。
乗船後も、自分たちでレセプションに行って鍵をもらいます。デッキに泊まる人は自分の場所取りに奔走します。
レストラン、デッキ、カジノ、バー等、船内の案内等は一切ないので船内探索が必須です。
夕食、朝食が付くかも不明。船内放送もタクシーの無線のようなまるで聞き取れないイタリア語と英語です。
部屋は窓がないことが多く、動いているのか止まっているのかまったくわかりません。
目的の港で降りれなければ自動的に次の港までつれてかれます。
定刻に到着することが稀なので心配になります。
船の旅に慣れている人には当たり前のことだらけでしょうが、初心者には敷居が高すぎのように思えました。
本日のフェリー。デカイ
入り口です
船は遅れる乗り物。
クロアチアのドブロブニクは出国手続きが30分以上遅れましたが、
今回は出港が2時間遅れて20時になりました。
目的地であるギリシャのイグメニッツァは途中寄港地、しかも時差が1時間あり、ちゃんと降りれるか心配です。
やっと出港
なんとこの船、無線LANが使える！！
しかも出港しても使える。海のど真ん中でも使えます。
動力機関に近いのか、マッサージチェアーに乗っているような振動がエンドレスで続きますが、
ネットしながら日記書いたりしているとどんどん時間が過ぎて行ってしまいます。
明日起きれるかな。