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おばちゃんプロレス 2010/03/07 ラパス,ボリビア by Masa


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ラパスはグルメの町。
昨日の韓国料理に続き、今日は日本料理。
あと1ヶ月もすれば帰国するのに恋しい日本食。

旅行者の間で有名なケンちゃん食堂で昼食をいただくことにしました。
僕はケンちゃんチキン定食、Megはトゥルーチャ(=マス)ちらし定食。
う〜ん、どちらもうまいし、ボリュームたっぷり。
(ボリビアでは超高級ですが、)価格も500〜600円とリーズナブル。
大満足です。


チキン定食

トゥルーチャちらし定食

満腹後は戦です。
これから向かう地区、エル・アルトは外務省より、
「犯罪多発地帯のため、昼夜を問わず出歩かないでください。」 と注意情報が発令される超危険区域。

通常であればそんな地域に行く必要はないのですが、
そこにはラパスの名物があります。
それは、泥棒市とインディヘナおばちゃんのプロレス。

盗難品が異常な安値で取引される泥棒市と伝統衣装に身を包んだボリビアのおばちゃんがやるプロレス。

怖いよぉ、行きたくないよぉ、とウサギ並草食系夫と、
せっかく来たんだから行く、という模範的旅人Meg。

あーだ、こーだ言い合いをした後、結局いつものように行くことになった僕ら。
手荷物はもちろん持たず、常に首振りを続ける超厳戒態勢で戦地に赴くことにしました。
怖いなら、危ないなら行かなきゃいいのに、というのは草食思考のようです。

ラパスはすり鉢状の町。
空気の濃いすり鉢の底に高所得層が、すり鉢の上端に低所得層が住みます。
エル・アルトは上端、そしてすり鉢に入りきらない外側のエリア。
治安は推して知るべしです。


いよいよエル・アルト

積み重なる衣服

どれが泥棒市でどれが普通の市だかわかりませんでしたが、
食料品から衣服類、車の部品まで様々な品が並べられている市場を超厳戒態勢で通過します。
目的のプロレス会場は市場を抜けたところにありました。


プロレス会場到着

市場内で観光客はほとんど見かけませんでしたが、
会場付近には何十人もの外国人観光客が。
エル・アルト随一の観光イベントのようです。
これだけ観光客がいるとさすがにやや安心。

地元住民は15ボリ、観光客特別プライスは50ボリ。
地元住民にチケットを買ってもらい安く入場しようとしたフランス人は入り口でしっかり追い返されていました。
チケットが異なります。

まずは前座。
普通のプロレスです。
といっても生まれてこのかた、プロレスというものをを最初から最後まで見たことはありません。
審判が完全にヒール寄りで時折笑いを交えつつ第一戦はお開きとなりました。


前座

マスクを被った外国人観光客

第2戦、いよいよインディヘナおばちゃん登場です。
大盛り上がりの観客達。
やはりみんな待ってたのはおばちゃん同士のシュールなバトル。


にらみ合う

つかみ合う

ズバーン!!

リングにたたきつけられる轟音が会場に響き渡ります。
本気ではないとはいえ痛いですよね。

時折おばちゃんのスカートがめくれあがり、
あわれもない部分が顕わになります。
そのたびに審判がスカートを下ろして観客爆笑。

弟4戦はおばちゃん対、悪役男性


つかみかかるおばちゃん

ズシーン!!

おばちゃんがやられると大ブーイングの観客達。
一方、おばちゃんが攻勢となると大盛り上がり。
こうして3時間以上続いたショー。

ふぅ。面白いものを見せてもらいました。

このプロレスイベントで感じたのは、ボリビアらしからぬしっかりしたセキュリティ具合。
建物外のトイレに行くときもSPがしっかりついてきて、
外が暗くなった帰りも、セントロまでのタクシーや乗り合いバスまでしっかりエスコート。
それだけ危険な地域であることであることの証拠ですし、
観光客用のドル箱イベントとして維持したい意図の表れだと思います。
いずれにせよなにごともなく帰れてよかった。


会場を出ると美しいラパスの夜景

ホテルに帰宅後、ポケットからなにかを出してゴソゴソとかぶり始めるMeg。


そのマスクいつ買ったの??
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