ドル箱氷河 2010/01/24 エルカラファテ,アルゼンチン by Masa
ペリトモレノ氷河を歩くツアーはこの旅最高級ツアー。
高い高いとは聞いていたのですが、実際に金額を見るとやっぱり衝撃プライス。
一人当たり、ツアー代金650ペソ、ロスグラシアレス国立公園入場料75ペソで、計約2万円!!
ひゃー。ここはスイスかっての。
高すぎるから他の娯楽探そっと、て思ってもカラファテの町は氷河以外見どころがない…。
ツアーは一日がかり。
朝6時半のお迎え、エルカラファテからロスグラシアレス国立公園まで2時間程、そこから氷河ツアーです。
噂のペリトモレノ氷河
氷河は溶けて湖に
国立公園について少し歩くと、いきなり湖に押し寄せてくる氷河の塊が目に飛び込んできます。
すげーー、とはしゃぐ。
写真だとのどかな風景に見えますが、実際はものすごい強風。
動画には風の音しか入ってません。
しかも氷あるってことは気温自体かなり低いです。
体感温度ヤバイです
ここからは氷河歩きのため、船で氷河近くの陸地まで移動します。
船で氷河に接近
観光客が勝手に氷河に上るのは禁止されており、滑り止めのアイゼンを装着してガイド同伴でなくてはいけません。
当然高騰するツアー代金。
ここ氷河なくなったらどうすんだろか。
アイゼン歩き方講習
氷河ツアーは約10人単位の団体行動。
日本人と比較して欧米人は自己中なイメージがありますが、
基本的に協調性のある人たちが多く、和気あいあいとした雰囲気。
そんな中、登場したのがカレー王子(勝手に命名)。
すぐ疲れてみんなから遅れるのに、やたらイニシアチブを取りたがるカレー国出身の自由気まま貴族の方です。
現在は某有名ビジネススクールでMBA取得してますよ、と自己紹介。
ブラジルに続いてインド経済の先行きが不安になりました。
気まぐれカレー王子
気まぐれと言っても、カレーと言っても、神泉にあるカレー屋さんのことじゃありません。
おっちゃん元気かな。
ツアー代金高かったり、カレー王子襲来がありましたが、
氷河の上を歩く、というもう二度とないだろう非日常空間は多少の恐怖もありながらエキサイティングなものでした。
なにより天気最高!
最近は2日に1回ペースくらいで天気が悪かったので、運がよいとしかいいようがありません。
日本にいたときは生粋の雨男で、地元友人に帰ってくると小田急線止まるから事前に連絡してと言われるほどです。
まぁだまって帰りますけど。
それにしても氷って美しいですね。
どの青を使っても表現できない、キレイな青のグラデーション。
散乱とか反射とか吸収とか考えずに感覚で楽しみます。
氷河を見てると日本人だからでしょうか、氷河かき氷が食べたくなります。
目の前のブルーハワイもいいけど、イチゴも捨てがたい。
BIG ICEツアーの氷河滞在時間は3〜4時間程。
氷河上流まで歩き、お昼を食べ、下流に戻ります。
最初は慣れなかったアイゼンも、次第に装着感がなくなってきます。
キャッキャはしゃぎはじめる20代後半の嫁。
寒いの超苦手ですが、旅行中は元気印。
シャーベット状の氷を歩くとアメンボ気分
この日も多くの観光客が氷河歩きを楽しんでいます
ドル箱路線
このツアー、最後にウイスキーの氷河割がサービスされます。
これぞ本物のロック。
お酒の味はわからないけど、雰囲気満点でした。
氷河ロックで乾杯
最後に二人でこのツアーの費用対効果について話していました。
一人当たり2万円の価値があるか。
結論。
5千円くらいかな。
なにかしらプライスレスです。きっと。