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偽札被害 2009/11/13 カラカス→シウダーボリバル,ベネズエラ by Masa

朝6時。 薄暗闇の中をSubwayのある国際線ターミナルから国内線ターミナルまで外を移動します。
この数百メートルで犯罪に巻き込まれる人もいるらしく、国内線ターミナルへ向かう警備員の人について行きます。

ここで予想外の事態。
こんなに朝早いのに空港が超混んでる。

目星をつけていたいくつかの航空会社に訪ねるも、
すでにシウダーボリバル行きのチケットは満席だと言われ焦り始める二人。
シウダーボリバルまでバスで1時間の近隣の町、プエルトオルダスまでの飛行機を見つけるも出発まで30分。
早急に支払いを済ませゲートに向かいたいのだが、現地通貨ボリバルは1銭もなく、闇両替が必要。
さらに焦る二人。

最悪、カラカス空港でもう一泊しなくてはいけなくなる。
疲労もあるのでそれだけは避けたい。
焦ると焦るだけ負のオーラを放つもの。
犯罪者にとっては格好のターゲットになりました。

航空会社の受付でMegを待たせ、1人で両替に行くことに。
2ヶ月前、1ドル=6ボリバルで両替できたという情報があったので、
6ボリバルで両替してくれる両替商を探すも、このドル安で4〜5しか提示されない。
(クレジットカードや正規の両替店のレートは1ドル=2ボリバル程度と狂った額。)
5.5は無理かと探していると一人の男がこっちへ来いと呼ぶ。

そちらへ向かうと男は周りの警備員らしき人物数人に握手。
200ドル渡すと、1100ボリバルを渡してきた。
急いでいるから金額を確認した後、すぐに行こうとすると、
札が破れているからダメだ、ボリバルを返せ、と少し破れた100ドル札を見せながら言う。
いやだ、と言うと力づくでお金を取ろうとしてくる。
先ほど握手をしていた周りの連中も返せ返せの大合唱。
空港内でコレ。
「ソコロー(助けて)!」など言おうものならなにされるかわからない。
嵌められたことをほぼ理解しながらも、破れたドルを受け取り次の両替商を探す。

これが偽札。
もはやどの両替商へ言っても、どんな悪いレートでも受け入れてくれない。
仕方なく新しい200ドルで最悪のレート(1ドル=4ボリバル)で両替。

南米では精巧なフェイクが出回っているようで、
両替商は厳重にチェックします。
普段ドルを使わない僕らはその場で見抜くことはほぼ不可能。

朝一で労せず大金を得た彼らは極上の朝食を食べているのでしょう。

偽札被害に保険は適用されず、泣き寝入りするだけ。
怒りはあったが、もともとこの国の人間にはなにも期待していなかったので(失礼承知)
2晩連続空港泊の疲労もあり、飛行機で熟睡したら収まりました。

犯罪に巻き込まれる可能性があったので人ごみでの写真撮影はありません。
文章だらけで申し訳ないです。

プエルトオルダスからシウダーボリバルへのバスは昼間なのにカーテンが閉じられ真っ暗。
犯罪防止のために外部から見えないようにしてあるのでしょうか。

シウダーボリバルが終点なのかわからない僕らが、
ちゃんとシウダーボリバルに行くのか、最終地点がシウダーボリバルなのか、
と訪ねると丁寧に教えてくれる乗客達。

ベネズエラ国民全員が終わっているとは全く思いません。
統計的分布があるのは当然だし、平均値が特別低いとも思わない。
しかし、悪人の行為の残忍さが異常に高いのがこの国だと思います。

中東だったら2倍の料金をいただこう、という発想だが、
ベネズエラは、とれるだけ全部いただこう、という発想。

中東なら相手を罵倒するか殴るか、
ここは、刺すか、殺すか。

シウダーボリバルに到着後、エンジェルフォールツアーで有名なアドレナリンツアーへ。
親切と噂のオーナーは本当に親切で、偽札の話も聞いてくれました。
以前、顧客から預かった7000ドルを全て偽札に変えられたツアーガイドもいたらしい。
南米旅行する人、気をつけてください。


シウダーボリバルの街並

日本人の口に合う味

明日からはいよいよエンジェルフォールツアーです。
雨季も終わり滝の水量が少ないことが心配ですが行くだけ行きます。

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