旅行記

Album

Route

Hotel

Topics

準備編

現在の閲覧者数

今までの閲覧者数

リンクフリーです。
Mail頂けると嬉しいです。
バナー

石灰のゲレンデ 2009/09/30 パムッカレ,トルコ by Masa

なんの変哲もない荒野が広がる中、
雪が積もっているのでは?と錯覚する地域が突如出現します。
この真っ白な地域の正体が世界遺産、パムッカレ。
パムッカレはトルコ語で綿の宮殿という意味で、 この地域が良質な綿花の栽培地だったことが「綿」の由来。


突如現れる白い山

ここパムッカレの入場料金は1人20トルコリラ(約1200円)。
ちなみに宿代は2人で25リラ。物価の安いトルコでこの金額、なめてます。
2年前発売の地球の歩き方には5リラと書いてありますが、料理店を経営する7年在住の典子さん曰く、
「去年の秋頃5から10になって、今年の春に20になった。」
半年で4倍!!
それでも観光客は払ってしまうんですよねぇ。
ヨーロッパの観光地と比べて高いわけでもないですし。
しかし学割が使えないのはイタイ。

真っ白な石灰の山は常に湧き水・温泉が流れており、滑りやすく、裸足で歩かなければいけません。
しかし、砂利やとげとげの岩がたくさんあり、素足で歩くには痛すぎます。
2人して、イタタタっ、と連呼しながらゆっくりと進みます。
スタスタ歩く西洋人が信じられない。


裸足じゃ痛すぎる

ゲレンデのようです

パムッカレの白い山の主成分は炭酸カルシウム。
黒板に書くチョークの主成分です。
湧き水から炭酸カルシウムが析出して滑らかな山のような地形や、 石灰棚のような段々の地形を形成しています。

パムッカレは、ヒエラポリス―パムッカレという登録名で世界遺産に登録されています。
ヒエラポリスとはパムッカレの石灰棚の頂上にあるローマ帝国の遺跡のこと。
敷地内に石灰棚とローマ帝国の遺跡が点在しているのですが、広すぎて全部は見て回れませんでした。


高い場所に上りたいお年頃

いい眺め

遺跡は基本的に放置の方針

劇場跡

見所のひとつに、ローマ帝国の遺跡後が底に広がるプールがあります。
ところが、プール23リラ、ロッカー2リラと計25リラ(約1500円)とのこと。
パムッカレの入場料で20払わせといて、さらに目玉のプールでむしり取る。
Megは入るのを楽しみにしていましたが、料金は高いし、小さかったので上から眺めるだけにしました。


安かったらなぁ

プールの底には遺跡が

節約志向の観光客は石灰棚で流水に浸かります。
イスラムの国ですが、ところ構わずみんな水着になっています。
溝を流れる石灰水は温かく、ちょうどいい温度。


列をなして入湯

気持ちー

こういうのって西洋人大好きです。
石灰の上に寝そべりカメラに向かってポーズをとる女性が多数いました。
一方、アジア人で水着になってるのは僕らだけ。
文化でしょうか、気質でしょうか。


下着で入ってくるおばちゃんも

青空の下、真っ白な湯船に浸かるのは最高に気持ちよかったです。
注意点は、お湯が飽和炭酸カルシウム溶液であること。
乾くと水着だけでなく身体も真っ白に粉をふきます。

シャワーで石灰を洗い流した後は、夜行バスでトルコの首都アンカラへと出発。
アンカラは特に観光する場所もなく、次に向かうシリアのビザを取得するためだけに立ち寄ります。
このシリアのビザが曲者で、取れる取れないが非常に流動的。
イスタンブールの領事館では高確率で取得できるらしいのですが、 イスタンブールはシリアと逆方面。
わざわざ行って戻るのは面倒です。
アンカラの大使館は発行拒否の噂をよく聞きますがとりあえず行くことに。


夜行バス一泊目
2009/09/28 船、船、船   Prev   Next   2009/10/02 国境突撃
Home
inserted by FC2 system