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意外と満喫 パルミラ 2009/10/06 パルミラ,シリア by Masa


延々と続く白い荒野

ハマからバスで3時間程。シリア中部のオアシス都市パルミラに到着。
バスを降りるとタクシー運転手が寄ってきて律儀に相場の2倍の値段をふっかけてくる。
モロッコと違ってシリア人の人良さがでてしまっているのか。

ここパルミラは、ヨーロッパと中国を結ぶシルクロードの隊商都市として
紀元前1世紀〜紀元後3世紀頃まで栄華を極めていました。
その後は様々な大国の統治下におかれ、歴史の主役に躍り出る機会がなくなりますが、
繁栄期の建築物は今も優れた保存状態で残っています。

10月を向かえたこの時期でも太陽からの放射は強力ですが、
風も強く、火照った体の熱を適度に奪ってくれてちょうどいい気候。
世界遺産らしからぬ放置っぷりで、町から普通に遺跡へ入れます。
遺跡内は地元住民が普通にバイクで移動しており、この先大丈夫かと少し心配にもなるくらい。

広い敷地に点在する遺跡は当時の原型を留めたものが多く、
レリーフの細かな細工までキレイに残っています。


バールシャミン神殿

精巧なレリーフ

記念門から延びる道

2000年間もこのまま

四面門

ヨーロッパの大聖堂やお城とは質の違う重厚感。
より原始的な迫力があります。

意外と快適な気候、世界遺産特有の制約もなく、観光客も少ない。
青空と遺跡の美しいコントラスト。
それほど期待していなかった分、結構満喫できました。
やはり自然体に限ります。


休憩中

話は変わりますが、
イスラム教では、困った人を助けると徳が得られるという考え方があります。
お金持ちは困っている人を助けて当然、逆に、困っている人はお金持ちに助けられて当然、という思考です。
後者の思考を反映した、積極的に金銭を要求する行為をバクシーシ(喜捨)と呼びます。
遺跡や町中で「バクシーシ」と指を擦ってお金を要求してくる子供がいますが、
情けは無用。
イスラム教で子供のバクシーシは禁止されています。(大人も禁止してね)
つまりこいつらはただの悪ガキ。
可哀相だと思ったのか、誤って小銭をあげてしまった観光客は、
カモのレッテルを貼られ別の子供たちから次々とバクシーシを要求される羽目に。

中東旅行中は、
ハトに餌を与えないでください。
子供に金を与えないでください。
誤って与えた場合、どちらも全力で群がってきます。

しかし、悪い子もいれば良い子もいます。
シリアは良い子率が高いです。
町を歩いていると、女の子たちが「フォト、フォト」と彼女たち自身を指差して走ってきました。
一瞬迷いました。。

 1.私たちにカメラをよこせ
 2.私たちの写真を撮って

2でした(笑)


はい、整列ー

かわいらしい町の子供たち

夕日もキレイですが、夜のライトアップされたパルミラも美しいです。
治安は驚くほどよく、観光客のおばちゃんたちも暗闇をぞろぞろと歩いていました。
ただ、街灯はなく、ライトアップも一部なので懐中電灯必須です。


ライトアップされたパルミラ遺跡
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