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アトラス山脈越え 2009/06/25 アイトベンハッドゥ→マラケシュ,モロッコ by Masa


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アイト・ベン・ハッドゥからマラケシュへの移動日。
快適なCTMバスでの移動です。
直線距離は150km程度なのに所要時間は4時間とのこと。
マラケシュへのアトラス越えは道が大変との噂を聞いていたため不安です。

出発前に宿の兄ちゃんのみやげ物屋に行くという約束をしていたので、ついて行くことに。
宿からアイト・ベン・ハッドゥ遺跡まで川を越えてみっちり歩き汗だく。


この時はまだいい人でした

連れて来られたのは広さ3畳ほど、品揃えの中途半端なお店。
さっそくバブーシュやターバン、アクセサリーなどを勧めてくるが、我々は買う気ゼロ。
なんでなにも買わないのかと徐々に不機嫌になる兄ちゃん。
じゃあついて来るなと言われそうだが、ほぼ強引に約束を取り付けるモロッコ人の話術は見事なもの。
きっぱり断るのもやさしさなのでしょうか。

そう考えるとティネリールのホテル、ラブニールのムハさんはモロッコ人の中では別格のいい人でした。
さすが日本に6年間住んでいただけあってモロッコ人に皆無の「おもいやりの心」を持ち合わせていました。
実家に招いてくれ、ご飯をごちそうしてもらい、こちらがお礼のチップを払おうとしても丁重に断るムハさん。
彼がモロッコの王様ならいいのに。
いっしょにお酒を飲んだときにムハさんは言っていました。
「(モロッコ人は)みんな腐ってる。」と。
自分と同じ民族がそのように見えてしまうムハさんはとてもつらいと思います。

昨日からずっと笑顔を絶やすことのなかった宿の兄ちゃんですが、
我々が宿に戻ると告げると、「俺はここに残る。」とすねる兄ちゃん。
おいおい、宿に戻ってCTMバス乗り場までのタクシーを手配してくれるんじゃなかったのか?
笑顔は消え、手を振るだけのモロッコ人。
モロッコ滞在約半月。
慣れました。

別の兄ちゃんにタクシーを呼んでもらいCTMバス乗り場に到着。


ただの空き地ですが立派なバス乗り場

JICAが水資源の援助をしています。water is life

待っている間に複数の民間バスが通り過ぎてゆきましたが、基本ボロボロ。
アトラス山脈越えは過酷といいますが、窓ガラス割れてるってどういうこと。
一方CTMバスは通常の行路より質は悪いですが十分にキレイ。さすがです。

数千メートル級の山々が連なるアトラス山脈。
この大山脈によってモロッコの南北の気候や環境は全く異質なものになっています。


アトラスの山々

いよいよアトラス越え。
旅中酔うことの多かったMegは、酔い止めを飲んで意識を失うことに全力を注いでいました。
それが正解でした。
基本左右に揺れ続けるバス。
ジェットコースターのような、しかも細い道、を猛スピードでかっとばすバス。
山の斜面を走るため道の片側は常に崖。
対向車とすれ違うときなんて崖から落ちやしないか心配です。
僕もも酔い始めてしまいアトラスの絶景を写真に収める余裕はありませんでした。。。


この道を猛スピードでかっ飛ばす


峠でいったん休憩

そんなこんなで無事マラケシュに到着。
恒例のぼったくりタクシー運転手をいなしつつ宿まで到着。
移動日は疲れますね。
マラケシュといえばフナ広場。
明日はのんびり散策日和です。

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