砂漠に続く道 2009/06/16 フェズ→メルズーガ,モロッコ by Meg
より大きな地図で ro ute_africa1 を表示
夜中、寝静まったバスの中、胸あたりに違和感を感じ目が覚めました。
なんか、きもち悪いぞ…
どうやら、酔ってしまったようです。
普段、乗物酔いするのはいつもMasaと決まっており、私は乗り物に強い方なのですが。
バスは夜道をものすごいスピードで飛ばしています。
胸のきもち悪さをどうすることもできず、暗闇でもぞもぞと体勢を変えたり、
どうにかやり過ごそうと努力するのですが、
なぜか脳裏にはフェズのメディナの強烈な臭いと、たくさん並べて売られていたやぎの頭が浮かび、
きもち悪さを助長します。
一生懸命無の境地に専念するのですが、やがて限界がやってきて…
オゲェェェ〜〜〜
という悲惨な呻きが静かなバスの中でこだましました。
みんなが、何だ何だ?とゴソゴソ起きだしてしまいました。
私は3回ほど呻き声を披露すると、スッキリして落ち着きました。
みんな、起こしちゃってごめんなさい。
それにしても、何か変なものでも食べたかな?
その後は爆睡。
朝7時にリッサニにバスが到着しました。
今日目指す宿はサハラ砂漠の麓で日本人典子さんが営む“Wilderness Lodge”というオーベルジュ(いなかの宿)です。
とても居心地がいい!とバックパッカーに評判です。
そんなオアシスの様なオーベルジュを目指してやってくる日本人がいることをリッサニの客引きは知っており、
みんな、「僕はノリコの友達だよ」とか「ノリコに頼まれて迎えにきたよ」とか言って寄ってきます。
それもしつこくてめちゃくちゃウザい!!
後で典子さんの話しでは、そういう悪質な客引きに連れていかれ、典子さんのところに辿り着けなかった人も多いとか。
ホントにやめて欲しいものです。
ウザい客引きを振り払い、グランタクシーで宿にむかいます。 今にも壊れそうなボロいタクシーの窓から近づいてくる砂丘にテンションが上がってきました。
砂漠だぁ〜!!
20分程してついたHassi Labiadという村につきました。
土作りの低い建物がいくつも並び雰囲気のいい静かな小さな村です。
宿の屋上からはサハラ砂漠のシェビ砂丘が近くに見え、 「この屋上で寝ると気持ちいのよ」という典子さんが教えてくれました。
日差しの弱まった夕方、砂漠へ歩いてみることに。
手前に広がる涼しいオアシスをぬけると、ドーン!と砂丘が現れます。
砂漠の前に広がるオアシスを抜けて…
砂漠に向かって歩きます
これが単なる砂山でも鳥取砂丘でもなく世界で一番大きなサハラ砂漠への入り口だと思うと、 感慨深く、日本を発って2週間足らずで随分遠くまで来たなぁ、と感じました。
夜はなんと、典子さんが唐揚げ定食をつくってくれました!
モロッコの食事にうんざりしていたので超感動です☆
こんな美味しい食事が食べられるなんて!!
早速、沈没の危機かも…?
かわいい土づくりの典子さんの宿
子猫が二匹います