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噂のドS嬢 2009/10/12 アンマン,ヨルダン→エルサレム,イスラエル by Masa

ニュースでよく耳にする国イスラエルへ向かいます。
エルサレム、イスラエル、ユダヤ人、パレスチナ人、クルド人、ヨルダン川西岸、PLO、難民、暴動など
ほとんど理解していないのに聞いたことのあるだけの言葉の数々。
こうした中途半端な情報から形作られる勝手なイメージが頭の中にできあがり、
この国に来ることはないと思ってましたが、来ちゃいました。


国境のキングフセイン橋へ向かうミニバス内

キングフセイン橋は日本のODA(政府開発援助)で建設

イスラエルの入国では悪名高いドS嬢のお待ちかねです。
イスラエルでは女性も18歳になると1年7ヶ月の兵役制度があるため、
お年頃の女性が携帯電話で話しながら自動小銃を構えているという奇怪な光景をよく目にします。

入国審査のためブースで待つお姉さんのもとへ向かうと
ブース内でペチャクチャおしゃべりをしてこちらに見向きもしない。
普段だったら、なにやってんだ、と呼びかけるとこですが、
お姉さまのご機嫌を損ねるとパスポートにイスラエル入国のスタンプを押される危険が。
向こうもそれをわかっていて強気なのでしょう。
別に僕はスタンプ押されてもいいんですが、
他のイスラム教の国々に行くかもしれないじゃん、という我が家のお嬢様の意見を尊重し、
イスラエル嬢の機嫌を損なわないよう、ノースタンププリーズの低姿勢で臨むことに。

特技は質問攻めと放置プレイのお嬢様方。
情報ノート等で予習した通りの基本的な質問ばかりなので手ごたえがないなと思っていた矢先、
「あんたたちモロッコになにしにいったの?」との質問が。
なぬ!?モロッコ!想定外の質問に一瞬ひるむも。
無難な答え「Sightseeing」で攻略。
おいおい、お嬢さんパスポートのハンコ全部見てるよ。

続いて、「あんたたち現金いくら持ってるの?見せなさい!」
ははー、お見せしますとも。
200ユーロと1万円札です、お嬢様。
見慣れぬ日本円を見て不思議がるお嬢。
ひと通り質問し終わると、
「あんたたちはイスラエルの敵国シリアへ行ってるからこの紙を書いてベンチで待機してなさい!」との仰せ。
ははー、ポテトチップスを食べながらお待ちしております。

係員が用紙を回収しにくるまで約1時間半。
特技の放置プレイにより、長いときは7時間とか待たされるらしいが、大したことなくてよかったです。

この後、別室で1人1人尋問されることもあるとの情報もありドキドキしていたのですが、
空いたスペースで2人いっしょに雑談程度の質問をされただけ。

その後、指紋採取と写真撮影をして入国。
荷物検査や噂の風吹きつけマシーンもなく、最初のドS嬢以外はみんな親切でした。
国境は写真が撮れないのが残念。

エルサレム旧市街内は見所の宝庫。
これだけ高密度に観光名所が配置されている場所は世界的に見ても珍しい。
なにせ、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の聖地がまとめてあるんですから。
旧市街内部もキリスト人地区、アラブ人地区、ユダヤ人地区、と大まかに住み分けられています。


何度も通ることになるダマスカス門

旧市街を歩くMeg

ひとまず今日はキリスト教の聖地、聖墳墓教会を見に行くことにしました。
聖墳墓教会はキリストが磔の刑にされたゴルゴダの丘があったとされる場所に建てられた教会。
無宗教国日本の我々からは信じがたいですが、エルサレムは世界的に有名な観光地。
多くの西洋人観光客が訪れています。

教会に入ってすぐのキリストの埋葬準備に使用されたという石板では、
少しでもキリストにあやかろうとする信者達が身の回りのものを石板に乗せて祈っています。

奥にあるキリストの墓はかなり巨大でビックリ。
内部に入るのに行列ができています。
墓を見たMegが「あ、ここ来たことあるかも」
などと言い出し、おいおい、もしかしてキリスト教入信ですか?と思ったら、
子供の頃両親に連れてきてももらったらしいです。

聖書の中の話が今現在まで世界中の人々に影響を与え続けているなんて。
良くも悪くもイエスキリストは偉大です。


埋葬準備に使われたという石板

キリストの墓
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