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黄金の爪を求めて 2009/11/06 カイロ,エジプト by Masa

アスワンのイシス神殿で、ほしふる腕輪を見つけられなかった僕らは、
カイロのピラミッド地下にあると噂の黄金の爪を探すことにしました。
しかし、探せど探せど見つかるのは、馬のふん、ならぬラクダのふん、と
なんとかしてラクダに乗せてお金をふんだくろうとするエジプト人だらけ。
地下へつながる隠し階段はいったいどこ??

というのは冗談で。
やってきましたギザのピラミッド。
遠くからでも尋常ではない大きさがわかりますが、
目の前にすると想像していたよりもかなり大きい。

3つあるピラミッドの中でもクフ王のピラミッドは威厳たっぷりです。
高さ138.74メートル、底辺230.37メートルと言われると、
ふ〜ん大きいのかな?、で終わってしまいますが
平均2.5トンの石を約270万個積み上げたと言われると、なぬ〜っ!と思う不思議。
さすが現存する唯一の世界七不思議です。


ギザのピラミッド

ひとつひとつの石が巨大

もうひとつ不思議なのは、中東・アフリカにおける現地人プライス。
観光客はピラミッドに入らなくても、そのエリアに立ち入るだけで高額の入場料を支払う必要があります。
そのエリア内には無数の現地人が観光客からお金を得ようと待機しています。

最も典型的でかつひっかりやすいのが、チケットチェックと言ってきてチケットを奪う輩。
そのまま強引にラクダや馬に乗せて高額の料金を請求します。
卑怯ですねぇ。
様々な旅人情報から、これは気をつけよう、と思っていました。
チケットを買ってエリア内に入ると先に入ったMegが現地人ともめてます。

Meg 「チケット返して!」

エジプト人 「ラクダへレッツゴー」

どうやらチケット渡しちゃったみたいです。。。
こうなったら力づくで取り戻すのが礼儀。
腕をつかんで強引にチケットを取り返します。

こういう輩はいくら払ってエリアに立ち入っているんでしょう。
答えはチケット売り場に。
エリア立ち入りチケットは、観光客60エジプトポンド(約1000円)、学生30、
エジプト人は2または1です。
自国経済は他力本願が国策のエジプト。本領発揮です。


30倍違う料金

ツアーなどで来ると現地の物価はさっぱりわかりませんが、
個人旅行をするとはっきりわかるようになります。

バス : 0.5ポンド
地下鉄 : 1ポンド(約17円)
1.5リットル水 : 2ポンド
ホテル従業員時給 : 7ポンド
ケンタッキーのセット : 10ポンド
ダブルルーム一泊 : 80ポンド

日本の5〜10分の1の物価です。
入場料が狂った金額であることがよくわかります。


なんのポーズ??

さて、この子はなにをしているでしょうか?
目の前にはスフィンクス。


やり手のスフィンクス

スフィンクスとキスしている写真を撮ろうとしているのでした。
ピュアですねぇ。
スフィンクスが自ら口を突き出しているように見えるのは僕だけでしょうか。

そのスフィンクスの目線の先にはケンタッキーとピザハットがあり、
ピラミッドが一望できます。

音と光のショーを見ようと、早めに来てネットでもして待とうと思っていたのですが、
付近に無線LANが飛んでいる場所が皆無。
帰ることにしました。

アスワンやカイロでお会いした日本人カップルと偶然再会し、
いっしょにバスでギザ駅まで行き地下鉄に乗ったのですが、
エジプトの地下鉄は女性専用車両があるんですね。
現地女性は全員そっちに乗るため、通常の車両に乗っている女性はMegともう1人の日本人のみ。
観光客を見るエジプト人の視線が2人に集中します。
別になにかされるわけじゃないですが、
顔、身体ヒゲだらけで濃い顔のエジプト人100人の視線集中は大変なものがあります。


ピザハットから見たピラミッド

カイロより20%程割高

ピラミッドの前に立ち寄った場所があります。
総工費700億円の約半分を日本のODAでまかなったエジプト考古学博物館です。
実際になにか貢献したわけではありませんが、
なんで日本人から入場料とるねん、と思うのには十分な額です。
学割適用で30ポンド。
内部はお決まりの写真撮影禁止のため写真は外観だけです。
かの有名なツタンカーメンのお面が展示されている部屋は
厳重に(バクシーシ目当ての)警備員達によって見張られています。

それでも果敢に写真撮影を挑む観光客はいるもので、
見事な一枚を収めて退散する人もいれば、
撮影の喜びもつかの間、警備員に別室へ連行されバクシーシ攻撃を受けて
残念な顔で戻ってくるインド人らしき旅行者もいました。

博物館内部はやや古びているものの、大量の発掘物が展示されており、
考古学の世界に直に触れている感じ。
こういうのが好きな人には感動ものでしょう。
古代エジプトのイメージにぴったしな棺や、きらびやかな装飾品、
ミイラの臓器を入れた壺、様々な動物のミイラetc
これらが全て地面の中から発掘されたなんてロマンあふれます。


考古学博物館の外観
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