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心を無にして 2009/11/02 ルクソール,エジプト by Masa

18時間、移動距離1000キロ、極狭の長距離バスを乗り通し、
とうとうルクソールにやってきました。
エジプト人は基本的にウザイが南は特にウザイ、との情報多数。
ダハブもエジプトですがあそこは別格。地上の楽園です。
本日が実質的なエジプトデビューの日。
しかし、ウザイウザイとばかり言っててもせっかくの旅がつまらなくなる。
心を無にしてありのままのルクソールを味わう方針としました。

ルクソールの見所は大きく分けてナイル川の東側と西側に分けられます。
西側は広大なスペースに遺跡が点在しており個人での探索はなかなか困難なため、
一般的には滞在ホテルのツアーに参加します。
僕らも西側ツアーに参加しますが出発が朝一のため、明日に行くことに。
今日はカルナック神殿、ルクソール神殿といった東側の観光です。

大通りでカルナック神殿行のセルビス(料金ひとり1ポンド=約17円)をつかまえます。
安いですねぇ。
これでも観光客プライス。
地元住民はこの半額で乗ってます。

いよいよカルナック神殿です。
入場料は学割で半額の35ポンド(約600円)。
国の物価に比べて異様に高額な遺跡の入場料。
学割様々です。


カルナック神殿

ラムセス2世(右)のお出迎え

さすが世界に名だたる観光地。
ギリシャのパルテノン神殿もすごかったですが、同等の迫力です。
ツアー観光客の姿も多く、日本人のご一行も。
ガイドによる日本語の説明をこっそり聞きます。

神殿を造ったラムセス2世は24歳で即位し、90歳まで60年以上もの在位期間の間に、
カルナック神殿の他にもアブシンベル神殿など多くの巨大建築物を残しており、
エジプト中ラムセス2世だらけ。
超有名ファラオです。


ヒエログリフを見るとエジプトを実感

カルナック神殿の見所は100本以上の巨大石柱。
石柱群の中に入ると、どっちを向いても石柱だらけでなにがなんだか。
こんな建築物が3000年以上も水による浸食や地震による倒壊もなく残るなんて、
ただただ凄いの一言。



100本以上ある巨大な石柱

動く石像(後ろ)とエビルマージ(Meg)があらわれた

カルナック神殿を出ると、現在も悠然と流れるナイル川が目の前に。
古代文明の中心にいた河川を見ることになるとは。
一見すると相模川レベルですが、年季が違うのでしょう。


人生初のナイル川

カルナック神殿を満喫した後はルクソール神殿へ。
学割入場料で半額の25ポンド。
こちらは、これまた世界史の授業で聞いたことのあるアメンホテプ3世が
カルナック神殿の付属神殿として建築したもの。


数キロ離れたカルナック神殿まで続いていたスフィンクスの道

神殿入り口にある本来1対であるオベリスク(記念碑)は片方しかなく、
もう片方はフランス、パリのコンコルド広場にあり、数ヶ月前に見ていました。
この高さ数十メートルもあるオベリスクは花崗岩の一枚岩を切り出したものだそうです。
岩に切れ目を入れ、木の杭を打ちつけて、杭に水をしみこませ、
木の膨張を利用して割ることで美しい断面を実現したそうです。


ルクソール神殿

対となるオベリスクはパリのコンコルド広場に

内部はカルナック神殿よりかなり小ぶりな印象。
しかし、ここにも彼はいました。
そう、ラムセス2世。
しかも大量に。


再びラムセス2世(全部)のお出迎え

そういえばエジプト自慢のウザさですが、
ルクソール神殿を出て、町のスーク(市場)を散策しましたが、
一向にウザさを感じません。

飲み物を買おうとすると何倍も吹っかけてきたり、
5メートル歩くたびに様々なみやげ物の勧誘に会いますが、
どれもこれまでモロッコや中東の国々で経験した範囲内。
ルクソールの悪評はどこに行ったのか。
いたって快適なルクソールデビューでした。

きっとこういう国々で最初に行った国の印象が強く残るのでしょう。
モロッコ、エジプト、ヨルダン、インドあたりが対象になると思いますが、
最初に行く人が多い国がエジプトなんだと思います。
僕はモロッコが一番ウザく、Megはこの旅以前に行ったインドが一番とのこと。
やっぱり最初に行った国なんでしょう。

人間の慣れってスゴイですね。

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