フィナーレ 2010/02/03 プエルトナタレス,チリ by Masa
日の出前に展望台へ向かい朝日を見る予定でしたが、曇り空かつ小雪が舞っていたため二度寝。
残ったパンをトーストし、スープで身体を温めて出発です。
今日で寝袋ともお別れ。
雪上がりの晴天は大気の汚れが少なく、とてもピュアな感じ。
晴天の下、広がる光景はもちろん美しいですが、林の中に入ると、木々の隙間から通ってくる光を背景に、
葉に積もった雪が解けてシトシト降り続けるとても幻想的な光景が見られました。
出発ー!
食料分の重量が激減し、身体がトレッキングに慣れ、しかも最終日。
4時間の道のり、ウキウキ気分でスイスイ進みます。
癒されます
砂利道をせっせと登る
途中、トレッキングルートに頻繁に設置されている地雷の犯人たちに遭遇しました。
風景だけに見とれていると地雷の憂き目に遭います。
傾向として坂道に設置されていることが多いように思います。
坂道も地雷生成もふんばりが重要。
パイネご来場の際はお気をつけて。
「地雷」の犯人
最後の坂を上りきると広がる雄大な景色。
これで終わりかと思うと少しさびしくもあります。
すばらしい眺めもこれで最後
全行程を終えて記念撮影です。
ルートに人がいなくなったのを見計らい、三脚でカメラを固定して、タイマーセットして、ハイポーズ。
やりきったどー!
そうそう。
途中から僕らの歩みを補助してくれた木の杖×2はこれからWルートに向かう女性2人にお渡ししました。
スティックのあるなしであんなに違うとは思いませんでした。
日帰りの人、5〜6日かかるWルートの人、8〜9日かかるサークルルートの人、様々いますが、
プエルトナタレスまでのバス内は乗客全員爆睡。
お疲れさま。
5泊6日のキャンプ生活。
総歩行距離約70キロ。
初日のバックパック重量20キロ。
今はたぶん15キロくらい。
そりゃぁ右膝も痛くなります。
同日にパイネトレッキングを終えた、(といっても彼らの方が1日遅く出発)
アイルランド人女性と、エルカラファテから幾度となく出会ったアメリカ人・カナダ人カップルとお食事です。
共にパイネを味わった友人達
下界の食事は格別です
ぼくらの出発日前日にパイネから戻ってきたイスラエル人女性は「Impossible!!」と言って4泊の予定を3泊で帰還。
パイネトレッキングの講義をしてくれたガイドも「You will be wet.」と。
いったいどうなることやらと不安が先立つパイネ国立公園でしたが、晴天に恵まれ、僕らはとてもラッキーでした。
今日はいくらでも眠れます。